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日本列島 知恵プロジェクト presented by ROLEX ROLEX

取材候補地

中村征夫さんが信頼する全国の海の仲間から寄せられた伝統漁法に関する情報です。地元住民も忘れかけている漁法、すでにメディアで紹介されたことのある漁法、もしかするとつい最近途絶えてしまった漁法もあるかもしれません。本プロジェクトでは、こうした様々な情報を手がかりに、中村征夫さんを中心とする取材チーム独自の視点で各地の取材を続けています。
都道府県 地域 漁法名 漁法
01 北海道 利尻島 昆布漁 磯舟から昆布を採る捻りほこを昆布の中に入れ、ほこを捻り回して昆布を巻き付ける。
02 岩手県 種市 ホヤ漁 種市漁港沖合いで、ヘルメットや潜水靴、重りの鉛など70キロにおよぶ装備を身につけて潜る、伝統的な「南部もぐり」でのホヤ漁。
03 岩手県 サンマ棒受け網漁 サンマが光に集まる習性を利用した漁法。サンマを電燈で誘導し、棒受け網に誘い込む。
04 秋田県 男鹿 タコだまし漁 棒の先にカラフルな布をつけ、それを疑似餌に見せかけて浅瀬の岩穴からタコをおびきだして獲る。
05 関東 東京湾 イイダコ漁 イイダコが貝に間違えるというラッキョウを擬似餌としてテンヤにくくりつけて釣る漁。
06 新潟県 佐渡島 外海府 ギンバソウ 箱めがね漁 水深3~5メートル前後の海域で、ホンダワラ科の海藻ギバやナガモ、天然ワカメなどを漁師が箱めがねで覗いて採取。
07 新潟県 佐渡島 サンマ手づかみ漁 米俵6枚を繋ぎ合わせ、4尺×6尺にし、これに海藻を束にしたものを約1尺間隔で多数吊り下げる。それを海面に浮かべ、春、佐渡沖に産卵のためにそこに集まったサンマを手でつかむ、江戸時代から伝わる漁法。
08 富山県 ホタルイカ漁 昔ながらの縄で編んだ定置網漁。網は自然に優しい縄を使用しているため、漁が終わるとそのまま切り離し、海底に沈める。
09 石川県 能登 甘エビの籠漁 産卵のために深海から水深200メートル程度の浅場まで移動する甘エビの進路を予測して籠を沈め、入るのを待って引き上げる漁法。
10 福井県 若狭 もんこ籠漁 籠の中に、麦の茎の部分で作った仕掛けを入れ、そこに産卵にくるコウイカを獲る漁。水深15~30メートル付近で行うが、深い方が大きいコウイカが獲れるという。
11 高知県 甲浦 ハマグリ漁 春になると、地元のおじいさん、おばあさんが浅い浜で足を使いハマグリを探り当てる。誰でも簡単にたくさん採ることができる楽しい漁法。
12 高知県 香南市夜須町 シイラづけ漁 野本順吉さん夫妻だけが行なっている漁法。二人で朝早く50キロ沖合いの漁場に向かい、竹の筏と2メートルあまりのカマスののぼりを使って行なう独特の漁法。2009年の夏を最後に引退の予定。
13 佐賀県 鹿島市 クラゲ漁 ビゼンクラゲは有明海近辺で食用として夏から秋にかけて漁獲される大型のクラゲで、大きいもので傘の直径が80センチ、重さ20キロになるといわれる。いかり、おもりのついた少し目の粗い網を海に沈め、潮の干満の差を利用してクラゲを獲る。潮の流れに垂直に網を入れ、一時間ほど待ってから網を上げる。
14 長崎県 壱岐 買い付け漁 ブリの群れに餌をやり、手なづけてから一本釣りをする。
15 長崎県 壱岐 海女漁 レオタード姿で海に潜る海女達の姿に出会える。海女は乱獲を防ぐために薄着のレオタードを着る決りになっている。
16 長崎県 諫早市
高来町湯江、
島原市
石干見漁 干潟などの遠浅の海岸に石を積み上げ、潮の干満で石積み内側に取り残された魚介類を獲る伝統的な漁法で、最古の漁法とも言われる。近年、姿を消しつつあるが、その文化的価値が再評価され、復元なども行なわれている。有明海沿岸の干潟ではかつては盛んであり、現在も長崎県諫早市高来町湯江には石干見が残っている。
17 長崎県 五島 イセエビ漁 岩陰に隠れているイセエビに天敵のタコを近づけて、飛び出してきたところを網袋で獲る漁。
18 熊本県 水俣市 ガンガゼ漁 ウニの一種、ガンガゼを箱眼鏡で見ながら、先端に金具のついた竿で掬いとるガンガゼ漁は、天草の伝統漁法の一つ。近年、水俣でガンガゼが異常発生したことをきっかけに一人の地元の漁師がその漁法を受け継いだ。
19 鹿児島県 奄美 サワラ突きん棒漁 擬態(木彫りのさかなやサワラの形をした鯉のぼりのようなもの)を船の舳先で竿の先につけ、水面を泳がせてサワラを誘い、サワラが来たところをモリで突く。
20 鹿児島県 奄美大島 潮干狩り 旧暦の3月3日の大潮前後が漁期。干潟を竹の杖で叩いたり、“トンボ”でならしたりしながら、貝が潮を吹くのを見つけて採る漁法。
21 鹿児島県 奄美大島 藻引き漁 サンゴ礁に貼りついた藻を餌にして魚を釣る、奄美の伝統的な漁。
22 鹿児島県 奄美 待網漁 漁師を引退した老人クラブの面々で運営。浅い浜に小魚を求めて現れるカツオなどの回遊魚を、浜に網を張り辛抱強く待つ漁。木の上に見張りを置き、網の外に逃げる魚に上から石を投げつけ追い込む、独特な漁法。
23 沖縄県 読谷村 追い込み漁 海中に網を張り、潜って魚を網に追い込んでいく、沖縄で発達した特有の漁。一般には5~6人が一組になって行う場合が多いが、総勢100人近くで追い込んでいたこともあったという。
24 沖縄県 全地域 スク漁 旧暦の6月1日前後の大潮(7月中旬頃)になると、外洋からおびただしい数のゴマアイゴの稚魚が、サンゴ礁の内海へとなだれこんでくる。島民はリーフ際まででかけ、思い思いの道具でスクをすくう。昔から変わらぬ沖縄県あげての漁法。
25 沖縄県 池間島 石巻落とし 一本釣り漁 池間島に古くから伝わる漁法。てぃなづり(素手釣り)で餌を石に巻いて、底に付く前に石を落とし、餌を泳がせて魚をおびき寄せる。
26 沖縄県 本島東岸、
小浜島、
八重山など
カゴ網漁 サンゴ礁域の比較的浅い海域で行なわれる漁法。カゴ網の形は対象とする魚により異なる。例えば八重山で行なわれているのは、タマンやミーバイなどサンゴ礁域の底魚を対象としており、ティールとよばれるカゴ網の形は直径2メートル程度の円形。中央ら魚が入ってくるような仕組みになっている。
27 沖縄県 竹富島 ンゾー漁 カニを餌にンゾーと呼ばれる小さなタコを獲る漁。カニを葉で包んだものをタコの穴に仕掛ける「ンゾービドゥ漁」といわれる田植え方式と、縄にカニと貝殻を結わえ付けた仕掛けを干潟に投げ飛ばして行う「ンゾーブラー漁」といわれるカウボーイ方式がある。
28 沖縄県 石垣島 スンカリヤー漁 一人が舟上で舵をとり、もう一人が舟縁につかまって泳ぎながら獲物の行方を追い、追われるのに疲れ果てたところを銛で突くという、もともとは二人で行っていたウミガメを獲る漁法。現在は、これを一人で行い、コブシメやタコを獲る漁となっている。